脱炭素先行地域とは、2050年カーボンニュートラル実現に向けて、民生部門(家庭部門及び業務その他部門)の電力消費に伴うCO2排出の実質ゼロを実現し、運輸部門や熱利用等も含めてそのほかの温室効果ガス排出削減についても、日本全体の2030年度目標と整合する削減を地域特性に応じて実現する地域です。
環境省は、2025年度までに少なくとも100か所の脱炭素先行地域を選定し、2030年度までに実現するとしています。うきは市は、脱炭素先行地域(第4回)の募集において、2023年11月に脱炭素先行地域に選定されました。
うきは市では、「農業×観光×生物多様性保全」をテーマに脱炭素化を進めます。有機農業による環境配慮型農業と脱炭素で付加価値を高めた「サステナフルーツ(仮称)」をブランド化するなど、基幹産業である農業や観光の振興、生物多様性の保全とあわせて地域の脱炭素化を推進します。また、市内の公共施設の屋根や遊休地、ダムの水力などを利用して再生可能エネルギーの創出を進め、それらの市内産エネルギーの地産地消を実現します。そして、市内の経済循環を高め、地域課題解決への貢献を目指します。
脱炭素先行地域として選定を受けた下記のエリアにて、先駆的に取組みを進めていきます。
うきは市脱炭素先行地域の対象となるエリアでは、太陽光発電設備や蓄電池、薪ストーブ、エアコンやLED照明、エコキュート、既存住宅の断熱改修等に補助金を活用することができます。